宝石〜貴石・半貴石の違いとは〜
2018/02/08
宝石といったらまず何を思い浮かべますか?
やっぱりダイヤモンド?それともルビー?他にもサファイア、エメラルド色んな
種類の宝石がありますよね。
キラキラと輝く宝石は見る人の瞳だけでなく、気持ちも輝かせてくれます。
綺麗、かわいい、高級感があると考える方は多いと思います。
でもそもそも宝石ってなんなんだろう?と疑問に思う方もいるのでは?
そんな疑問を解消するような、日本における宝石の定義をご紹介していきます。
宝石の定義
大きくてキラキラしていて…そんなイメージが強い宝石ですが、一般的な宝石の定義は
希少性が高く、美しい外観を持ち、モース硬度が7よりも高い天然鉱物のことを指します。
※モース硬度…鉱物に対する硬さの尺度の1つ。1から10まで整数値があり、数値が高いほど硬い鉱物になります。
モース硬度7が宝石の硬度基準として設定されているのは、石英(せきえい)が砂埃(すなぼこり)中に多く含まれていて
石英以上の硬度を持っていないと、風化や劣化などによって宝石としての美観を失ってしまうからです。
※石英…二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物、無色透明なものを”水晶”と呼びます。
貴石と半貴石
貴石?半貴石?初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。
宝石を取引するにあたって使われる呼び名に、“貴石”と“半貴石”があります。
一般的な貴石は、『四大宝石』とも呼ばれる、ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド。
または『硬度や希少性、外観の美しさを基準として選定した宝石』を指します。
産出希少性を基準とした貴石
・ダイヤモンド
・ルビー
・サファイア
・エメラルド
・アレキサンドライト
硬度7以上を基準とした貴石
・トパーズ
・ジルコン
・アクアマリン
・キャッツアイ
・トルマリン
・ガーネット
・ペリドット
美しい外観を基準とした貴石
・ヒスイ
・オパール
モース硬度7以下ですが、あまりにも美しいことから貴石とされています。
半貴石
硬度が7以下のもの。
鉱物、有機物(真珠や珊瑚など)のうち、美しさが際立っているもの全般を指します。
半貴石=美しさに劣る、という訳ではなく貴石より稀少で美しい石は無数にあります。
・水晶
・シトリン
・アメジスト
・オニキス
・ターコイズ
・ラピスラズリ
・フローライト
・マラカイト
・ムーンストーン
・タンザナイト
・スピネルなど
宝石はキラキラと輝くだけでなく、私たち人間と同じようにそれぞれ異なる性質や色を持っています。
貴石も半貴石も、硬度や性質は違えど 等しく美しい輝きを放ち、私達の心を癒やしてくれるでしょう。
いかがでしたでしょうか、宝石のちょっとした豆知識でしたが、少しでも宝石に興味を持って頂けたら幸いです(*´︶`*)
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