輝き方にも違いがある?〜宝石のカットの種類〜
2016/10/10
ジュエリーの輝きって、思わず目を奪われてしまいますよね。
キラキラとまるで星のように輝く宝石たち、実は宝石によって輝きが違うのはご存知ですか?
宝石には個性があるのはもちろんですが、宝石のカットもたくさん種類があります。
人気なカットをはじめとし、様々なカット方法をご紹介して参ります。
ファセットカットとカボションカット
主な宝石のカット方法に、ファセットカット・ステップカット・カボションカットがあります。
ファセットカット
『ファセットカット』
“facet”とは英語で切子面の意味を持ちます。
小さな面がいくつも組み合わされ、宝石の美しさを最大限に引き出すカッティング方法です。
ブリリアントカット・ステップカットなどがファセットカットに分類されます。
ブリリアントカット
ブリリアントカットはいくつか種類があります。
『オーバルブリリアントカット』
小判形の外見を持ちます。
ダイヤモンド以外の色石にも使用されますが、ダイヤモンドに使用される場合は58面体をもつブリリアントカットにされます。
『ラウンドブリリアントカット』
ダイヤモンドの美しさを引き出すと言われているカットです。
このカットをする際は、ダイヤモンドの原石を約半分も研磨しなければいけません。ですがその輝きは他にはない、まさに神秘の輝きといえるでしょう。
『マーキスブリリアントカット』
かつては水雷石と呼ばれました。
マーキスとはフランス語で「侯爵」を意味します。
58面体のカットにされる他、輝きが増すという理由から18面体にカットされることも。
『ペアシェイプブリリアントカット』
西洋梨を意味する”ペア”から名付けられました。
大粒のダイヤモンドのカットに適した石で、ネックレス用のカッティングとして人気が高いカットです。
『ハートシェイプカット』
ハートマークが特徴のカット。
ラウンドブリリアントカットに比べると希少なカットになりますが、リングやネックレスとして人気が高まってきています。
ステップカット
『ステップカット』
ステップカットとは、正方形やその他の四角形に型どられたカット方法です。
エメラルドなどがステップカットに分類されます。
『エメラルドカット』
主にエメラルドのカットに用いられますが、ダイヤモンドにも使用されます。
ブリリアントカットとは、また違った輝きを放つことから人気が高いカッティング方法です。
『プリンセスカット』
別名クォードリリオン・カット
四角形が特徴のカット、1970年代の後半に誕生したカットで、アメリカなどで高い支持を得ているカットです。
大粒の一品に仕上げやすいカッティング方法。
カボションカット
『カボションカット』
カボションカットとは、宝石を半球形に磨きあげたカット方法です。
カボションカットは主に不透明な宝石に使用されることが多く、モース硬度7以下の宝石に用いられます。
研磨され図のように断面が、半月のようになっているのがシングルカボションカット、シングルカボションカットが2個くっついているような楕円型のものを、ダブルカボションカットと言います。
カボションカットの主な例は、キャッツアイ・ヒスイ・オパールなどが挙げられます。
人にも宝石にも、色々な輝きがあります。
あなただけの、運命の宝石を探す旅に出てみてはいかがでしょうか♪
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