プラチナのような輝き!? 〜縁の下の力持ち、パラジウム〜
2016/09/14
パラジウムって聞いた事ありませんか?
多くの方が、ジュエリーをご購入される時よく目にするのはゴールド・シルバー・プラチナではないでしょうか。
パラジウムとは一体・・・?
今回はそのパラジウムについて、ご説明して参りたいと思います。
パラジウム
パラジウム-palladium-
1803年にイギリスの化学者である、物理学者ウイリアム・ウォラストンによって発見されました。
名前の由来は、小惑星パラス (pallas) が由来だと言われています。
主な産出国は南アフリカやロシアといった、限られた国で採ることができ、ニッケルやクロムと一緒に採掘されることが多いそうです。
パラジウムはプラチナと似た白く美しい輝きが特長です。
あまり名前を聞かないのは、このパラジウムは単体でジュエリーに加工されるより、プラチナやゴールドと混ぜられることが多いからなのです。
金だけでは強度が心配なので、パラジウムを入れて強度を高めたりと、いわばパラジウムは縁の下の力持ちといったようなポジションにいます。
陰で美しいジュエリーを支える、なくてはならない存在なのです。
パラジウムの特徴
①価格
先ほども少しご紹介しましたが、パラジウムはプラチナとよく似た白金の輝きを持ちます。
とても美しく希少価値も高いのですが、プラチナよりも低価格ということから注目度が上がってきています。
②重さ
パラジウムはその白金が成す見た目とは裏腹に、軽量なのが特徴です。
指輪をつける方で『重いのが苦手』『指輪の装着感が苦手』という方に、パラジウムのリングはおすすめです。
軽量なので、重みやそれに伴う疲れなどもなく軽やかなつけ心地を堪能していただけます。
③硬くて丈夫
金属にも色々な硬さがあります。単体だけではとても柔らかく加工に向かないものもあります。
ですが鍛造されたパラジウムは強度が高く、傷もつきにくいことから日常的にいつでも身に付けたい方におすすめ。
④変色に強い
プラチナとよく似た特徴で、変色に強いことがわかっています。
普段からもジュエリーを身に付けたい!という方でも、やっぱり変色の心配ってありますよね。
でもパラジウムなら変色しにくいので、いつでも付けたい!という方にはぴったりです♪
結婚指輪としても人気?
あまりメインには使用されないパラジウムですが、最近では結婚指輪や婚約指輪にパラジウムを使用する方が増えつつあります。
プラチナや他の金属と比べてやや低価格である点と、引けを取らない美しさが人気なようです。
あまり耳にしないパラジウムをご紹介いたしましたが、この記事を読んで少しでもご興味を持っていただけたら幸いです。
貴金属ジュエリーには欠かせないパラジウム。
ジュエリーを身につける際などに陰ながら頑張るパラジウムのことを思い出してあげてくださいね♪
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