【9月の誕生石】あらゆる色相を持つサファイア
2020/10/03
サファイアの呼び名
サファイアといえば「青玉(蒼玉)」という和名があるように、一般に濃紺あるいは青紫色をしたものが考えられます。
一方で、サファイアは赤色以外の宝石という意味があります。
元々はコランダムという鉱物に属し、赤い鉱石がルビー、青い鉱石とそれ以外の鉱石はサファイアと呼ばれています。
つまり濃赤色以外のあらゆる色、例えば黄色や茶色、薄紅色などのものもサファイアであり、たくさんの色相をもった石なのです。
なぜレッドサファイアと呼ばないのか
ここで疑問が生まれます。なぜ赤い宝石はレッドサファイアではなくルビーと呼ぶようになったのでしょうか。
それは昔、組成分析などの技術がなかったからです。当時サファイアは生産地で宝石を区別していました。
しかし、他の違った色のサファイヤも取れることから、色で名前を区別しようとなったとき、19世紀以前ガーネットなどの赤い色の宝石は全て”ルビー”と呼んでいたこともあり、ルビーと名付けられました。
そのうちに鉱物学が発達し、ルビーとサファイヤは同じ鉱物だという見方が強まっていきますが、もともと別の鉱物だと思われていた為、すでに名前(ルビー)がつけられており、それが正式名称になっていたからなのでした。
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